(附録)高 橋 財 界 月 報 総 目 次
第 七 巻 (昭和十七年)
一 月 号
一、 空前の大戦果と我が経済位置の革命
―従来の政治経済観を殴る一擲して新しき尺度を持てい―
(一)緒戦の大勝に由る我が大戦経済力の一大伸長
(二)敵側大戦力に関する基本尺度の変革
(三)十二月八日を画期に経済政策の尺度を一変せよ
二、南方資材の前面獲得迄における大戦経済力強化とその積極対策の重点
(一)大東亜戦争勃発とわが対戦統制経済の優位態勢
(二)戦時統制経済整備完成と今後の経済能力発揮対策の重点
三、徹底的経済緊縮断行の急務と対策の重点
―緒戦大捷の気迫を以て長期決戦経済萬全の態勢を整えよ―
(一)大東亜戦争に伴ふわが経済負担の激増と対策の方向
(二)消費節減の現戦争における重大役割と其の徹底化断行の急務
四、国民消費節減の決戦態勢とその方向
(一)大東亜戦費の特徴と消費節減の地位
(二)消費節減の決戦態勢的具体方策
二 月 号
一、大東亜共栄圏の完全形態化とその重大意義
(一)東亜共栄圏形態の飛躍的完成とその優秀性
(二)大東亜共栄圏の建設は世界的性格たるを要す
二、南方建設と共栄経済原則確立の急務とその重点(上)
(一)南方建設の経済原則確立の急務と問題の所在点
(二)共栄圏経済の一般原則とその諸問題
三、南方建設対策の意義と問題の重点
(一)南方建設と問題の所在点
(二)南方建設の応急対策とその諸問題
(三)長期戦期南方建設対策とその諸問題
三 月 号
一、絶対不敗態勢の迅速確立と彼我長期経済戦力の位置逆転
(一)戦局第一期の迅速完勝と彼我戦力における位置の逆転
(二)南洋の電撃的喪失と米英経済戦力の重大打撃
(三)迅速なる南方攻略の完成と我が経済戦力の一大躍進
二、貯蓄目標二百三十億円とその源泉如何
(一)予算の躍増とその健全消化力の財源如何
(二)南方占領と公債消化資力の革命
三、南方建設と共栄圏経済原則確立の急務とその重点(下)
(三)大東亜共栄圏各部の特殊事情と現実的経済原則
(四)共栄圏外部に対する世界の経済原則
四 月 号
一、戦局の新段階と国内態勢整備の急務
(一)戦局新段階転入の経済的意義
―戦局第一期の特別緊急態勢より本格的長期態勢への転換期来る―
(二)本格的長期戦段階への進展と之に適格せる経済態勢整備の急務
二、新状態と物価統制改革の急務並にその重点
(一)現段階における物価統制の位置
(二)大東亜戦争に基く新状態と物価統制の改革とその重点
(三)船腹不足の新状態と物価統制の改訂
三、統制経済の整備と財界変動原則の革命
(一)財界現象より見たる最近迄の統制経済と今後の統制経済
(二)統制経済的財界原理の主要特徴
(三)大戦果による悪性インフレ不安一掃と株界
四、米国の長期経済戦力
(一)大東亜戦は米英との経済力戦
(二)大東亜の喪失によりて米国の蒙る打撃如何
(三)北米大陸の物資自給力
(四)超大軍拡予算と国民生活の負担
(五)軍需産業への転換容易ならず
五 月 号
一、自由経済的適地適業と共栄圏態勢的適地適業
(一)『適地適業』の歴史的性格明確化の急務
(二)共栄圏的適地適業と旧適地適業との主要差異
(三)共栄圏的採算と自由経済的採算との差異
二、米国インフレ防止案破綻の必然事情とその重大意義
(一)インフレ防止教書とその背景
(二)米国のインフレ防圧至難事情とその結果
(三)米国インフレ防圧失敗の形式とその重大影響
三、統制経済的政治体制の旧体制と異る基本点
(一)利益代表的政治体制観を一掃するの急務
(二)統制経済的新法律理念確立の急務
四、戦局の大飛躍と抗戦重慶の将来
(一)大東亜戦争と抗戦支那の位置
(二)蒋政権の純奥地政権化と完全孤立による瀕死的相貌
(三)旧法弊の崩壊と重慶に及す重大打撃
(四)将来における全面赤化の危険性
六 月 号
一、世界戦局の見透とその現段階
(一)世界大戦の見透とその終結の形態
(二)世界戦局の現段階とその意義
二、財界維新の進展と財界人現下の位置
(一)共栄圏建設の大業に昭慶する各界維新の進展と財界の現状
(二)重慶抗戦力の衰滅と抗日の前途
(三)抗戦重慶の実質的崩壊とその屈服の形式
四、統制経済の歴史的必然性日本的特質
(一)現下統制経済の意義とその内容
(二)戦時統制経済の登場とその将来性
(三)世界旧秩序の崩壊と統制経済の発展
(A)科学の発達による生産力増大と世界経済バランスの一変
(B)国際金本位制度の崩壊と貿易統制の発展
(四)共栄圏経済発展の必然事情と統制経済
(五)東亜共栄圏の性格と我が統制経済の本質
七 月 号
一、経済行政体制整備の緊急要請と問題の重点
―共栄圏的長期経済建設戦段階への進展とその基本工作としての国内経済行政体制整備の緊急要請
(一)経済体制整備の問題の段階的推移とその現在位置
(二)官界経済新体制整備の急務とその重点
二、我が経済界現下の位置
(一)我が戦時経済の基本的推移とその現位置
(二)建設戦への転入とその過渡期段階の位置
(三)南方経済建設の特色と現下の我が経済界
(四)来るべき長期経済建設整備の段階とその経済位置
三、共栄圏戦時物価対策とその基本方向
(一)共栄圏戦時物価対策における問題の所在点
(二)十二月八日以降における共栄圏物価の新状態とその意義
(三)現下共栄圏戦時物価対策の基本方針
四、大東亜共栄圏体制の基本構想概観(上)
(一)はしがき
(二)共栄圏は世界秩序の主体的一単位である
(三)有機的統一体としての共栄圏体制と指導国日本の国内体制との関係
(四)共栄圏体制下の独立国と旧秩序の独立国との異同
八 月 号
一、物価統制の根本的再整の急務問題
―従来の自由通商的国際物価均衡を一新して、共栄圏的新物価均衡を確立することが、現段階の我が物価統制の基調であるべきだ ―
(一)自由経済的物価均衡と共栄圏的物価均衡
(二)自由経済的生産費観と共栄圏的生産費観
二、来るべき世界貿易の形態とこれを決定する支配的諸要因
(一)将来の貿易形態を決定する一般的基本要因
(二)貿易形態の将来を決定する具体的重要問題
三、大東亜共栄圏体制の基本構想概観(下)
(五)大東亜共栄圏の範囲及び構成とその重要問題
(六)共栄圏体制における中核圏・外廓圏の問題
(七)大東亜共栄圏の構成とその原理
(八)共栄圏運営の規範
(九)大東亜共栄圏と政治・民族・文化の問題
九 月 号
一、大東亜省新設の劃時代的意義
(一)行政機構の根本的変革を意味する大東亜省の新設
(二)大東亜省新設と内外地行政機構に関する重要問題
二、国際物価の本質的消滅と貿易体制将来の帰趨
(一)国際物価消滅して『共栄圏物価』これに代ることの重大意義
(二)国際物価時代より共栄圏物価時代への転換期的価格の混乱と貿易体制
(三)貿易用特別価格形成の絶対必要化と圏外貿易機構
三、世界広域圏下の対外投資の帰趨と圏外貿易の将来
(一)今次大戦と圏外投資の危険性の激化
(二)対外投資における関係両国の利害衝突の激化
(三)圏外投資の衰亡と圏外貿易
四、大東亜共栄圏建設の経済体制とその基本構想(上)
(一)共栄圏的自立経済の建設とその要因
(二)共栄圏経済体制の建設とその基本条件
(三)共栄圏体制の産業配置の意義とその原理
(A)共栄圏的適地適業の重大意義とその自由経済的適地適業との異同
(B)産業配置と共栄圏中核帯の問題
十 月 号
一、今次大戦の性格と超長期戦的相貌のいよいよ本格化
(一)今次大戦の特質と戦争の苛烈性
(二)戦局の相貌と長期戦態勢の整備いよいよ急務
二、本格的長期戦段階と在来施策の根本的再吟味
(一)国内戦時態勢現在の位置と対策の重点
(二)本格的長期戦と国内態勢の根本再整を要する主要面
(三)長期戦に対する民心振作措置の急務
三、闇取引・涜職の現段階意義と右絶滅根本対策の急務
(一)闇取引・涜職頻出とその根因
(二)現下闇取引・涜職頻出の重大性と絶滅対策の重点
四、大東亜共栄圏建設の経済体制とその基本構想(下)
(四)大東亜共栄圏経済の統制方式と東亜的性格
(五)大東亜共栄圏経済体制の方向とその実際
(六)「指導国」日本の経済体制とその重大位置
(七)大東亜共栄圏建設と南方華僑の問題
十一 月 号
一、米国の戦時経済段階と我国の戦時経済段階
(一)米国の戦時経済段階と生産力の前途
(二)我国戦時経済の現段階と生産対策の重点
二、生産増強の現段階的新意義と対策の重点
(一)我が戦時経済の現段階と生産増強の新意義
(二)現下生産増強対策の重点と隘路部門への非常特殊装置
(三)現下の生産増強と戦時経済統制の現段階的改革
三、国民生活における長期決戦態勢の整備と問題の焦点
(一)戦時国民生活確保と問題の根本点
(二)戦時国民生活確立対策現下の性格とその方向
四、共栄圏的貿易決済の相貌と圏外貿易の形態
(一)『金』決済の衰亡すべき理由
(二)金決済残存の形態とその占める位置
(三)圏外貿易決済新手段の発達とその態様
十二 月 号
一、大戦第二年の決戦経済態勢とその基調
二、新企業形態確立の急務
―戦争経済を契機とする事業基盤の根本的変革に照応して ―
(一)企業形態問題の再燃と事業基盤の根本的変革の意義
(二)新企業形態の意義とその確立の方向
三、利潤の現段階的機能とその位置
(一)利潤の『経済原動力』性とその意義
(二)禁圧を要する『利潤追求』及び営利観念
(三)営利性事業と非営利性事業の本質上の異同
四、株価基盤の革命と株式価格の適正位置
(一)近時株価抑制の意義とその問題点
(二)株式基盤における革命と株価位置の一新
(三)株価対策の着眼点と株式将来の問題
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