著者 : 脇英夫・大西昭生・兼重宗和・冨吉繁貴
発行所 : 徳山大学総合経済研究所
発行年 : 1989年3月
※第1編2章のPDF
(7.8KB)
※第2編2章のPDF
(779KB)
※第2編3章のPDF
(779KB)
※水ガソリン詐欺事件のPDF
(16.1KB)
※戦時中の燃料廠のPDF
(779KB)
※大迫田地下タンク解体の運命のPDF
(566KB)
※第4編のPDF
(779KB)
※徳山海軍燃料廠年表のPDF
(1.59MB)
序文 脇英夫
序文 渡辺伊三郎
序文 木山正義
凡例
第一編 海軍楝炭製造所
第一章 海軍楝炭製造所の設立と経過 兼重宗和
1.石炭から楝炭へ
2.海軍楝炭製造所用水問題
(1)山陽鉄道敷設と徳山の不景気
(2)海軍楝炭製造所の誘致運動
(3)用水問題
3.海軍楝炭製造所敷地問題
4.海軍楝炭製造所設立の経過
(1)海軍楝炭製造所の建設
(2)「臨時海軍楝炭所条例」の発布
(3)「海軍楝炭製造所採炭及楝炭製造規程」
(4)「海軍楝炭製造所条例」及び「海軍楝炭製造所工務規則」の発布
(5)徳山港の発展
5.海軍楝炭製造所採炭部
(1)大嶺炭田の買収と大嶺線敷設
(2)採炭部の設置
(3)海軍採炭所官制
(4)海軍楝炭製造所設立費と初期予算
カコミ[武田秀雄大監] 兼重宗和
第二章 海軍楝炭製造所における研究実験 −石炭低温乾溜実験− 脇英夫
第三章 海軍楝炭製造所の経済活動と地域への影響 冨吉繁貴
1.海軍楝炭製造所の経済規模
(1)従業員数
(2)賃金
(3)生産設備
(4)生産・出荷量の推移
(5)原料と製品の出荷先
2.海軍楝炭製造所の及ぼした地域的影響
(1)貿易港としての繁栄
(2)電源開発
3.山口県東部工業化の起点
第二編 海軍燃料廠
第一章 海軍燃料廠への改組と発展 兼重宗和
1.楝炭から重油へ
2.海軍燃料廠設立前の石油政策
3.海軍燃料廠設立への契機
4.海軍燃料廠の設立
(1)「海軍燃料廠令」及び「海軍燃料廠処務規程」
(2)「海軍燃料廠工務規則」
(3)「海軍燃料廠令」の改正
5.航空揮発油
6.徳山港の発展
7.ワシントン会議以後の燃料廠
8.精油部の近代化
9.燃料国策
10.「海軍燃料廠令」の改正
(1)「海軍燃料廠令」の改正
(2)「海軍燃料廠處務規程」の改正
(3)各部移転・新設による法令改正
(4)見習職工教習所の整備
(5)工員養成所の整備
第二章 研究部の燃料研究 脇英夫
1.研究部の創設
2.川瀬眞研究部長と小松茂博士
3.研究部の拡充
(1)昭和3年5月作成「研究部事務分掌表」より
(2)「昭和5年調査事務分掌表」より
(3)「昭和7年調事務分掌表」より
(4)「昭和10年調事務分掌表」より
(5)「昭和11年前半月日不詳調」及び「同年12月調事務分掌表」より
(6)「昭和12年12月調事務分掌表」より
(7)「昭和13年12月調事務分掌表」より
4.小松茂嘱託の研究指導
(1)小松嘱託の就任
(2)基礎研究の重視
5.研究部における人材育成
6.研究部図書館
7.研究テーマの流れ
8.石炭液化法研究
(1)ベルギウス法への接近
(2)海軍と満鉄との共同研究
(3)海軍大臣訓令発令
(4)研究室と実験工場
9.石炭液化法の工業化
(1)石炭液化徳山会議開催
(2)撫順満鉄石炭液化工場
(3)日本窒素肥料(株)系朝鮮阿吾地石炭液化工場
10.石炭液化法研究への評価
(1)政治的軍事的意義
(2)石炭液化法研究に対する社会的評価
第三章 海軍燃料廠の経済活動と地域への影響 冨吉繁貴
1.海軍燃料廠の経済規模
(1)従業員数
(2)賃金
(3)生産設備
(4)生産数量の推移
(5)事業規模について
(6)貿易港としての繁栄
(7)工業用水の開発
第四章 海軍燃料廠の労働事情と海軍労働組合徳山燃工会について 冨吉繁貴
1.ILO労働代表と海聯の結成
2.徳山燃工会の創立について
(1)組合組織への勧誘
(2)組合結成の準備
(3)徳山燃工会の創立とその性格
(4)会旗、廠旗と燃料廠々歌
3.職工談話会の存在
4.燃工会の政治運動
5.燃工会の組織と主な活動
6.徳山での第七回海聯大会開催
7.徳山燃工会と廠長の交渉
8.海軍燃料廠の労働者状態
(1)労働時間
(2)賃金と労働移動性
(3)企業内福利施設
(4)思想統制と修養団について
(5)労働災害について
カコミ[水ガソリン詐欺事件] 脇英夫
第三編 第三海軍燃料廠
第一章 第三海軍燃料廠への改組と敗戦 兼重宗和
1.第三海軍燃料廠への改組
(1)「海軍燃料廠處務規程」の改正
(2)海軍燃料廠の改組
2.燃料政策
(1)国際関係と燃料
(2)燃料備蓄
(3)徳山要港と松根油
3.燃料廠空襲
カコミ[戦時中の燃料廠] 脇英夫
第二章 三燃最後の生産物・松根油 脇英夫
1.松根油の発端
2.情報と調査
3.松根油生産計画
4.挙国的生産動員計画
(1)生産目標と一日動員目標
(2)松根油緊急増産実施系統
5.地方における作業実施状況
6.第一次・第二次精製
7.松根油生産の目的は達成されたか
第三章 第三海軍燃料廠と米軍の爆撃 −P・Bレポートより− 中光義亮
1.歴史
2.生産
3.製造工程
4.生産量
5.防御手段
6.空襲による損害
カコミ[学徒動員の思い出] 渡辺三重子
第四編 燃料廠以後
第一章 施設資材の転用 −徳山中央病院の設立− 大西昭生
1.残存資材の利用
2.徳山市戦災者互助会 −病院と映画館開設へ−
第二章 硫安製造工場への転換と中止 −日本肥料(株)創設へ− 大西昭生
第三章 跡地利用と出光興産製油所建設 大西昭生
1.時代的背景
2.旧第三海軍燃料廠跡地と出光興産
3.出光興産の経営理念
4.旧第三海軍燃料廠の払下げ
(1)東川以西の昭和石油への払下げ問題
(2)東川以東への出光興産の進出
(3)両者の説明要旨と反響
5.出光興産徳山製油所の建設
カコミ[大迫田地下タンク解体の運命] 脇英夫
第五編 燃料廠勤務の思い出 −旧職員の手記−
「思い出に残る研究部雑誌会」 秋貞利宣
「私の三年間(教習所の思い出)」 山形弥一
「ガス一筋の勤務」 山時克治
「私の燃料廠における仕事」 福谷懐徳
「私の燃料廠時代」 藤井寅昭
「或る日の出来ごと」 田村実
「燃料廠時代の思い出」 田村友義
「私の燃料廠時代」 岡田重厚
「燃料廠時代の思い出」 熊谷繁雄
「私の燃料廠時代」 藤井義雄
「燃料廠被爆記」 河内山悟
「タイ・台湾の思い出」 山田綱雄
「私の燃料廠時代」 田村正治
「私の燃料廠時代」 西村豊忠
「ボルネオで迎えた終戦」 岡田義男
「私の燃料廠における仕事」 今住信雄
「私の燃料廠における仕事」 山根謙一
「海軍燃料廠研究部生活の思い出」 藤本正美
「海軍と陸軍の燃料廠」 伊賀崎忠雄
「私の海軍燃料廠」 渡辺崎雄
付録
徳山海軍燃料廠年表
人名索引