山口103 火ノ山山麓 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
山口103 | ひのやま | Mis-pedm-1-2-YAGC | ||||
火ノ山山麓 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
その他の地形 | ペディメント | A | 中S | B | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
山口県 山口市向山 | 2.5万 台道(山口) | |||||
解 説 | ||||||
周防灘に細く口を開けた山口湾奥部の東にある火ノ山(標高303.6m)山塊は,山麓に向かって緩やかに尾を引いたような地形が目に付く。この山塊の東西の山腹から山麓にかけて上方に凹型の形態を呈する斜面が,ペディメント(山麓緩傾斜面)である。 山塊は全域花崗岩からなり,尾根に近い急斜面を中心に,基盤岩の岩肌がしばしば露出している。山麓の緩斜面は開析を受け,ナマコ状の尾根とその間の浅い谷が見られる。南西斜面では,斜面末端に礫層(宇部台地を構成する吉南層に対比される)が分布する。東側斜面には,開析の少ない面的な広がりを持つ斜面も残されており,赤色風化層と亜角礫の巨礫の混ざった土層が見られる。 傾斜が緩やかになる下方に向かって,森林・果樹園,さらには畑・集落・水田へと土地利用は移行している。 |
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1 火ノ山山塊(西斜面)
2 火ノ山(中央)のペディメント(南方より)