山口99  周防高原
             
県位置コード 名  称 コード
山口99 すおう Mis-pene-1-1-YAGC
周防高原
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
その他の地形 隆起準平原 A
所 在 地 図 幅 名
山口県 玖珂郡由宇町・周東町
徳山市・防府市・山口市ほか
5万 岩国(広島)・徳山・防府(山口)
    解  説
 
 山口県の東南部,瀬戸内海側には,小起伏の山頂や盆地がほぼ連続的に分布する。東は由宇町の海岸近くから,徳山市・防府市を経て山口市東部に至る範囲である。広い意味では秋吉台もその一部である。これらの小起伏山地は,おおむね400〜700mの定高性のある山頂を持っている。このため,中国地方の代表的な小起伏面「吉備高原面(一部は世羅台地面)」に対比されている。
 由宇町から山口市にかけての周防高原は,やや詳しく見ると標高の異なる上・中・下3つの小起伏面に分類できる。各面の境界部は,やや急な山腹斜面に取り巻かれ,山頂に小起伏面をのせ,全体として台地状の形状を呈している。
 上位の小起伏面は,東から由宇町西方の高照寺山(標高645.3m),玖珂盆地北方の物見ヶ岳(標高709m),八代盆地北の岡山(標高597.4m),八代盆地東の烏帽子岳(標高696.6m),防府市街地東部にそびえる大平山(標高631.3m)などの山頂周辺に分布し,面的な広がりは狭く,相互に隔てて分布する。
 中位の小起伏面は,標高500m前後の山頂面からなる。広く分布するのは高位面の岡山と烏帽子岳の間の周東町樋余地(樋余地高原とも呼ばれる)のみである。ほかには高照寺山の南部,大平山周辺,山口市東方の蕎麦ヶ岳(標高556.9m)付近に小規模に分布している。
 低位の小起伏面は,標高400m前後に分布し,山頂のみならず,盆地部も含み,他の2面に比べ,広い面積を占める。その中で連続性が最も顕著なところは,徳山市北部の須々万盆地や八代盆地とその周辺である。この小起伏面は,須々万盆地から北西方向へ錦川の河谷を遡った鹿野盆地の盆地底につながっている。この他,高照寺山周辺,大平山北部,山口市東部の蕎麦ヶ岳南東部などにも低位面が点在している。
 盆地底やその周辺の小起伏面は,集落や耕地,工場・ゴルフ場として利用されているところもある。
 


1 周防高原(八代盆地東部)


2 周防高原(八代盆地西部)


3 周防高原面