山口91  八ヶ浜
県位置コード 名  称 コード
山口91 やつがはま Coa-dune-1-1-YAGC
八ヶ浜
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 砂丘・風紋 C 中S
所 在 地 図 幅 名
山口県 豊浦郡豊浦町 2.5万 川棚温泉(小串)
    解  説
 
 豊浦町室津下にある甲山(標高117.4m)の麓から,北東の同町涌田後地の丘陵(標高40m強)までの間は,きれいな半月状をした砂浜海岸(八ヶ浜海岸)となっている。砂浜の両端では山地が海に迫っているが,砂浜を切って海に流れる黒井川と吉永川の間(約1.4km)は,背後に低地が開け,幅広く砂が堆積し,砂丘を形成している。砂堆の幅は,両河川間では400〜800m,砂堆の南部に標高20mを越える砂丘がある。
 砂丘の背後には,八ヶ浜の集落がある。砂堆や砂丘上は,現在は大部分がゴルフ場になっている。海岸線に並行して離岸堤が設置されている。砂堆を横切る区間の黒井川は,宝暦4(1754)年に掘削された人工の川筋である。
 
 


1 八ヶ浜海岸と砂丘(防風垣背後の松林付近)


2 同上(左方)