山口88  象鼻ケ岬
県位置コード 名  称 コード
山口88 ぞうびがさき Coa-spit-1-1-YAGC
象鼻ケ岬
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 砂嘴 C
所 在 地 図 幅 名
山口県 光市室積 2.5万 光(中津)
    解  説
 
 光市室積の町が立地する小半島(室積半島)は,トンボロと陸繋島からなる。その南東端から北北東方向に突き出した岬が砂嘴の「象鼻ケ岬」である。長さ約400m,幅は約30m。先端部は人為の影響もあって丸くふくらんだ形状を示す。
 象鼻ヶ岬の砂礫はやや黒っぽいものが多いことから,泥岩質の岩石からなる室積半島南部(峨嵋山南麓)を波や沿岸流が侵食・運搬したものと考えられる。
 室積海岸から半島一帯にかけては,瀬戸内海国立公園に指定されている。象鼻ケ岬の先端には,嘉永3(1850)年,対外防衛のために築かれた台場跡があるなど,人為的な改変が加えられている。
 
 


1 室積半島先端の象鼻ヶ岬


2 象鼻ヶ岬の砂嘴