山口87  波の橋立
             
県位置コード 名  称 コード
山口87 なみのはしだて Coa-bar-1-2-YAGC
波の橋立
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 砂州 *D
所 在 地 図 幅 名
山口県 長門市青海島 2.5万 仙崎(山口)
    解  説
 
 青海島の南西部にある砂州。砂州の内側に潟湖(ラグーン)を抱える。青海島北岸は,海食崖が発達する海岸であるが,南岸の内湾側は入り江の多いリアス式海岸となっている。波の橋立は,青海島南西端の青海集落の南に広がる入り江の湾口に,西北西から東南東にほぼ直線的に延びる砂州である。長さ約1.2km,幅約50m。この砂州は5〜6cm程度の扁平な礫からなる礫州である。
 深川湾から切り離された入り江は,「青海湖」(海跡湖・潟湖)となった。青海湖の水は砂州の東端から深川湾に排水されている。砂州上は松が植林され,深川湾側には,波の侵食を防ぐための多数の低い突堤が櫛の歯状に設けられている。
 青海島は,大正15年10月,国の名勝・天然記念物に指定された。北長門海岸国定公園の一部である。
 


1 海上から見た波の橋立


2 陸側から見た波の橋立


3 突堤で保護された砂州


4 砂州上の松林