山口86  仙崎の砂州
             
県位置コード 名  称 コード
山口86 せんざき Coa-bar-1-1-YAGC
仙崎の砂州
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 砂州 D 中S
所 在 地 図 幅 名
山口県 長門市仙崎 2.5万 仙崎(山口)
    解  説
 
 長門市の中心市街地仙崎が立地する砂州。砂州は2本あり,東の仙崎湾側では,南東の白潟付近から北西に,西の深川湾側では,南西の深川川河口から北東に,それぞれ緩やかな弧を描きながら延びている。両砂州は仙崎付近で一体となって,北に位置する青海島に三角形状の突出した地形を形成している。このようなタイプの砂州は,尖角岬と呼ばれている。
 青海島との間には,幅約100mの仙崎瀬戸が残されている。両砂州の間は,南部を中心に水田地帯が広がっており,ここはかつてのラグーン(潟湖)と考えられる。また,三上山や田屋の小山(標高43m)は,砂州の発達により陸封されたかつての島である。
 現在,尖角岬の北部は,港町・仙崎の市街地となっており,その東海岸には埋立地や防波堤・突堤などの港湾施設が設けられている。西側砂州は海岸侵食を受けており,市街地付近では突堤が設けられ,それ以南では多くの離岸堤が設置されている。仙崎瀬戸には青海大橋が架橋されている。
 


1 青海島に突き出した尖角岬


2 同上(右方)、仙崎の中心街が広がる


3 同上(右方)


4 案内図