山口85  岐波の浜堤
県位置コード 名  称 コード
山口85 きわ Coa-beac-2-2-YAGC
岐波の浜堤
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 浜堤 D
所 在 地 図 幅 名
山口県 宇部市東岐波 2.5万 宇部東部(中津)
    解  説
 
 JR宇部線岐波駅の東約400mにある浜堤。北東の小山(日ノ山,標高146.1m)の麓から,南西の宇部台地の崖下に至る約900m間に発達する。浜堤の幅約200m。北東端では植松川が,南西端では五反田川が浜堤を切って海に流入している。内陸側には2列の浜堤があり,全体で3列の浜堤列とその間の低地を形成している。これら3列の浜堤の形成期は,発掘された遺跡などから,縄文・古墳・奈良時代と見られている。
 浜堤列上は集落・墓地・畑・樹林となっており,堤間湿地は多くが水田となっている。このため,2万5千分の1地形図上からも3列の浜堤を復元できる。
 
 


1 浜堤の海側は護岸で守られている


2 浜堤上の集落と道路


3 内陸側の浜堤(集落)と堤間低地(水田)


4 浜堤前面の干潟