山口83  虹ケ浜
             
県位置コード 名  称 コード
山口83 にじがはま Coa-beac-1-1-YAGC
虹ケ浜
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 砂浜 *D 中線
所 在 地 図 幅 名
山口県 光市 2.5万 光(中津)
    解  説
 
 島田川は花崗岩類からなる丘陵性山地を南西に流下し,光市の海岸から瀬戸内海に注ぐ。虹ヶ浜は島田川河口の右岸から,西へ約2km,門蔵山(標高34.5m)の麓まで続く砂浜である。
 渚側の幅約50mは白砂の砂浜をなす。背後の浜堤付近は,藩政時代の植林による松林が続いていたが,しだいに道路や住宅地・工業用地にと減少している。さらに内陸部には,数列の浜堤列とその間の堤間湿地があったが,ここも市街地化・住宅地化などにより改変を受けている。同様の地形は,かつては島田川左岸にも広がっていたが,戦前に光海軍工廠用地として,戦後は臨海工業用地として改変(埋め立てなど)が進み,その面影は残っていない。
 瀬戸内海国立公園の一部。「日本の白砂青松・百選」や「日本の渚・百選」に選ばれている。島田川河口には西側から閉塞性の砂州が形成されており,虹ヶ浜からの砂の流出が生じていると考えられる。虹ヶ浜では,砂の補給などの養浜事業が行われている。
 


1 虹ヶ浜と松林


2 同上(東方)


3 堤間湿地


4 島田川河口の砂州