山口75 畳岩と屏風岩 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
山口75 | たたみ びょうぶ | Coa-clif-1-3-YAGC | ||||
畳岩と屏風岩 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
海岸地形 | 海食崖 | D | 中線 | A | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
山口県 阿武郡須佐町 | 2.5万 須佐(山口) | |||||
解 説 | ||||||
山口県北東部の須佐湾周辺は,阿武山地の西部が沈水した沈水海岸である。須佐湾口から北へ約2kmのところに「畳岩」と呼ばれる海食崖がある。また,湾口から西へ約1kmのところには,「屏風岩」と呼ばれる海食崖もある。ともに本域の岩石海岸を代表的する海食崖である。畳岩は砂岩と頁岩の互層からなる美しい縞目の海食崖として知られている。 一般的には「須佐のホルンフェルスの大断層」と呼ばれることが多い。砂岩と頁岩の互層が斑糲岩の貫入によって接触変成し,ホルンフェルスとなったものである。この付近の接触変成の度合いは弱いという。 畳岩・屏風岩を含む須佐付近の海岸線は,北東の白ヶ瀬から南西の金井崎までが,昭和3年3月,国の名勝および天然記念物として指定された。また,北長門海岸国定公園の一部でもある。 |
1 海食崖の畳岩