山口67  須佐湾
県位置コード 名  称 コード
山口67 すさ Coa-rias-1-1-YAGC
須佐湾
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 リアス海岸(沈水海岸) C
所 在 地 図 幅 名
山口県 阿武郡須佐町 2.5万 須佐(山口)
    解  説
 
 山口県北東部の須佐湾は阿武山地の一部が沈水した溺れ谷である。湾内には小半島や入り江(大浦・福浦・阿武浦・青浦など)が連続し,湾口周辺には小島や岩礁(雄島(別名天神島)・黒島・金欄瀬・俎瀬・観音岩付近)などが浮かぶ,変化に富んだ地形である。東西約2km,南北1.5kmと小規模ではあるが典型的なリアス式海岸(沈水海岸)といえよう。地質は白亜紀の阿武層群に属する安山岩質岩石や凝灰角礫岩などからなる。
 須佐湾に注ぐ須佐川の小三角州上に,須佐町の中心集落が立地している。湾内の入り江は,最奥部が干拓されているところもあるが,自然の景観をよく残している。昭和3年3月,国の名勝および天然記念物に指定された。北長門海岸国定公園の一部でもある。
 


1 リアス式海岸の須佐湾


2 海食洞のある湾内の小島


3 湾奥部の集落