山口64 岩国平野 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
山口64 | いわくに | Flu-delt-1-1-YAGC | ||||
岩国平野 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
河川地形 | 三角州 | *D | 中 | C | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
山口県 岩国市 | 2.5万 岩国・大竹(山口) | |||||
解 説 | ||||||
周防山地を東流した錦川が安芸灘(広島湾)に流出するところに形成した円弧状三角州。周防山地を流下する錦川は,海岸の近くまで穿入曲流しながら流下し,岩国城のある山塊を迂回したところから平地に出て三角州を形成している。錦川は三角州の頂部で2つに分流し安芸灘に流入している。三角州の北を東流するのが今津川(錦川本流)で,南東に流下するのが門前川である。三角州の面積約22km²。 現在の三角州の内,自然に陸化した三角州は,ほぼJR山陽本線以西の地域で,それ以東の地域は江戸時代以降の干拓地(旧地形図では開作地名を残す)である。自然に陸化していた三角州には,旧河道などが残されており(車町付近の旧河道),一帯は市街地化が進んでいる。干拓地の前面では埋め立てが進み,今津川の北岸は化学工業地帯となり,南岸の旧海軍航空隊跡地は在日米軍の岩国基地となっている。門前川右岸の低湿地は,水田や蓮田となり名産の岩国レンコンが栽培されている。 |
1 錦川の分流点付近
2 門前川右岸の低湿地
3 蓮田が広がる