山口62  車町付近の旧河道
県位置コード 名  称 コード
山口62 くるま Flu-old-1-1-YAGC
車町付近の旧河道
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 旧河道 D 中線
所 在 地 図 幅 名
山口県 岩国市車町 2.5万 岩国(広島)
    解  説
 
 周防山地を流下した錦川は,岩国城のある山塊を迂回したところから山地を抜け,川は分流し,岩国三角州を形成している。この岩国三角州のかつての分流の一つが,岩国市街地の車町付近を通る旧河道として残されている。
 現在の錦川は三角州頂部で2つに分流している。東に流下し安芸灘に抜けるのが今津川(錦川本流)で,南東に流下するのが門前川である。この分流地点から東へ約1km下った今津川に架かる大正橋の南端から,緩やかに湾曲しながら南東に流れるかつての分流(旧河道)があった。明治期の地形図では,付近の土地利用から明瞭に旧河道の道筋をたどることが出来る。現在は,市街地化しており,わずかに道路やそれに添う水路(暗渠となっている)としてその跡をたどることが出来る。
 
 


1 車町付近の旧流路(道路となっている)