山口57  歌野川の小扇状地
県位置コード 名  称 コード
山口57 うたの Flu-fan-1-3-YAGC
歌野川の小扇状地
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 扇状地 D
所 在 地 図 幅 名
山口県 豊浦郡菊川町下岡枝 2.5万 田部(山口)
    解  説
 
 華山(標高713.3m)山塊から南流する木屋川支流の歌野川が,北西−南東方向に延びる菊川断層と交差した後,木屋川と支流田部川の合流地点の、やや広い谷底平野に流出したところに形成した小扇状地。扇状地は南〜東の方向に広がっており,扇頂の標高50m,扇端では15m,扇頂−扇端間の長さは,場所により差が大きいが,長いところで約2.1km。
 扇状地の北端を流下する歌野川は,扇状地面を数m開析している。扇状地の西側でも開析を受け,末端部は東流する田部川の開析を受けている。一方,南東の扇端部は堆積による張り出した地形が見られる(下岡枝の集落付近)。合成扇状地の一種と見なすことができる。
 扇状地上は一部の集落を除くと,ほとんどが水田となっている。扇端には下岡枝の中心集落が立地している。
 


1 歌野川扇状地(扇頂部)


2 同上左方(扇央部)