山口50 佐波川中流の谷底平野 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
山口50 | さば | Flu-plan-1-1-YAGC | ||||
佐波川中流の谷底平野 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
河川地形 | 谷底平野 | C | 中 | B | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
山口県 防府市,佐波郡徳地町 | 5万 長門峡・防府(山口) | |||||
解 説 | ||||||
徳地町市付近から下流の佐波川は,北東−南西方向の構造性の直線的な谷底平野の中を流下している。谷底平野は比較的平坦で,その幅も主要支流の合流点付近や下流の防府三角州の近くを除けば,400〜700mほどで安定している。河道は谷底平野中を左右に蛇行している。本流からの土砂の流出による扇状地性の谷底平野で,明瞭な自然堤防は認められないが,市・堀・沖ノ原・中山・上河原などの集落は,低い自然堤防ないし網状流の砂礫州の上に立地していると考えられる。 谷底平野は集落の他は,ほとんどが水田化されている。段丘や支谷からの押し出し地形などが少なく,谷底面が平坦であることから,かつては谷底のほぼ全域で洪水の被害を受けてきた。戦国期の大内氏も洪水対策として,右岸に霞堤(霞土手)を築堤したという。 |
1 防府平野と佐波川(上方に直線的の延びる谷)
2 佐波川谷底平野(堀集落付近)
3 佐波川河谷(下流方向)