山口45  広瀬の環流丘陵
県位置コード 名  称 コード
山口45 ひろせ Flu-mean-2-2-YAGC
広瀬の環流丘陵
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 環流丘陵 A
所 在 地 図 幅 名
山口県 錦町広瀬尾川 2.5万 周防広瀬(山口)
    解  説
 
 玖珂郡錦町の中心地広瀬より西へ約1.4km,錦川中流の峡谷中にある環流丘陵。錦川本流の北にある長径350m,短径200mの丘陵(標高160m)を取り巻いて,径約400mの半円形の凹地が続いており,旧流路と見なすことができる。凹地の最高地点は標高130m。凹地底や緩斜面部には集落や耕地が立地する。
 錦川本流の中流峡谷部には,広瀬より上流部の徳山市西松室に同様の地形が認められる。西松室の環流丘陵は,菅野ダムの下流500mのところにあり,標高260mの丘陵の周囲を径約200mの凹地がほぼ環状に取り巻いている。凹地には水田・集落・発電所が立地する。
 現在,広瀬の環流丘陵のすぐ上流で山口県営平瀬ダムの建設が進んでおり,環流丘陵上を国道434号が縦断する工事が進展し、旧河道の凹地上には橋が建設されている。
 
 


1 環流丘陵の入口(上流側)


2 環流丘陵の出口(下流側)