山口35 雨乞山山腹の凹地・池 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
山口35 | あまごい | Str-slip-2-1-YAGC | ||||
雨乞山山腹の凹地・池 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
地質を反映した地形 | 地滑りによって生じた凹地・池 | C | 小 | B | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
山口県 大津郡油谷町・日置町 | 2.5万 長門古市(山口) | |||||
解 説 | ||||||
向津具半島の中央部で北に向かって半月状に延びる雨乞山山体(最高峰は標高347.0mの雨乞山)の南北の山腹斜面には,多くの第三紀層地滑りが分布する。 第三紀の礫岩・砂岩・頁岩層の上に,更新世に噴出した緻密な玄武岩(一部は第三紀の安山岩)がキャップロック状に覆い,地滑りは玄武岩と第三紀層の境界部を中心に発生しており,ここに規模の大きい滑落崖が残され,その下に凹地や池が形成されている。滑落崖から下方の緩斜面とには小規模な二次的地滑りが多数発生しており,それによって生じた地滑り凹地や池(大堤・鎌田堤などの人工の堰き止めによるものを含む)も多数分布している。 |
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1 池(大堤)となっている地滑り凹地
2 地滑り凹地