山口30  大門・小門
県位置コード 名  称 コード
山口30 おおもん・こもん Str-brid-1-1-YAGC
大門・小門
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
地質を反映した地形 天然橋・岩門・石門 C 線U
所 在 地 図 幅 名
山口県 長門市青海島 2.5万 青海島北部(山口)
    解  説
 
 青海島の北岸,やや西よりにある小島(離れ島)に発達した天然橋。大小2つの天然橋があり「大門」「小門」と呼ばれている。大門は高さ17〜18m,幅6m。隣の小門は高さ6m,幅約3m。大門付近は堅牢な溶結凝灰岩からなる。小門は島の反対側に貫通する海食洞門である。
 小島(離れ島)は陸側の山見鼻との間に,長さ約170mの狭い水道を挟む。この島の周囲はさらに小規模な離れ島(離れ岩)の点在する岩礁(波食棚)が広がっている。
 海岸での波の選択的侵食によって形成される地形として,海食洞・海食洞門・天然橋などがあるが,ここでは,洞窟が反対側に貫通していないものを海食洞,貫通するものを海食洞門または天然橋に分類し,洞口の大きさに比べ,相対的に洞の奥行きの短いものを天然橋,長いものを海食洞門に分類している。
 大正15年10月,国の名勝・天然記念物に指定された。北長門海岸国定公園の一部である。島を一周する観光船があり,岩石海岸の地形を観察することが出来る。
 


1 大門・小門


2 大門・小門付近


3 離れ島(離れ岩)