山口9  鶴江台
県位置コード 名  称 コード
山口9 つるえ Vol-lava-1-1-YAGC
鶴江台
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
火山地形 溶岩台地 *B
所 在 地 図 幅 名
山口県 萩市 2.5万 越ヶ浜(山口)
    解  説
 
 萩三角州の北東端,阿武川の派川・松本川の河口の対岸に位置し,日本海に丸く突き出た半島状の小溶岩台地。阿武単成火山群に属する溶岩台地(玄武岩質)で,中期更新世(19万年前頃)に形成された。台地面は中央が高く(最高点47.9m)周辺に向かって緩やかに低下する。日本海に面する側には高さ10〜25mの海食崖が発達する。
 内陸側は,嘉永5(1852)〜安政2(1855)年,西の松本川と東の戎ヶ鼻港間に,洪水時の水勢緩和や舟運の便を図るための運河(姥倉運河)が開削されたため,現在は運河を隔てて島状になっている。台地面はほとんどが果樹園として利用されている。
 
 


1 鶴江台遠望(中央部の台状の地形、萩市菊ヶ浜より)


2 鶴江台遠望(左寄りの台状の地形、中央は萩三角州、右寄りの山は指月山。笠山より)