山口5  鍋山
県位置コード 名  称 コード
山口5 なべ Vol-mt-1-2-YAGC
鍋山
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
火山地形 溶岩円頂丘 C
所 在 地 図 幅 名
山口県 阿武郡福栄村紫福 2.5万 長門広瀬(山口)
    解  説
 
 萩市周辺から東〜北方にかけて分布する阿武単成火山群に属する小火山。阿武単成火山群を構成する火山は,溶岩平頂丘ないし溶岩台地タイプが多いが,この鍋山(標高366.4m)は玄武岩質岩石からなる溶岩円頂丘である。
 福栄村紫福の小盆地中に,ゆるやかな山頂部をもち,鍋を伏せた特徴ある山容を呈し,よく目立つ(盆地底からの比高は約200m)。かつては加工が容易な石材(鍋山石)として採掘されていた。山体の西麓には,鍋山の噴火によって堰き止められ形成された湖(堰止め湖)が,小埋積谷となって残っている。
 
 


1 雪の日の鍋山(中央の山)


2 鍋を伏せたような山容