山口3  小方−小瀬断層
県位置コード 名  称 コード
山口3 おがた−おぜ Tec-falt-1-3-YAGC
小方−小瀬断層
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
変動地形 活断層崖 B 中線
所 在 地 図 幅 名
山口県 玖珂郡周東町・玖珂町・岩国市
広島県 大竹市
2.5万 大竹・岩国・玖珂(広島)
    解  説
 
 小方−小瀬断層は,広島県大竹市小方の海岸付近から南西方向に走り,山口県岩国市を経て,玖珂町に至る長さ約26km,確実度T(確実な断層),活動度B(平均して千年間に0.1〜1mの変位速度を持つ)の活断層。断層西側が約200m隆起し,水平方向では300m以下の右横ずれがあったとされる。この断層の南東側に2〜3kmを隔てて,岩国断層が併走している。
 大竹市街地の北方の小方付近や玖珂盆地北方の蓮華山(標高576.4m)南東山麓では,顕著な直線状の谷と切り離された閉塞丘陵が連続している。また,短い区間ではあるが,錦川や小瀬川の本流も,この断層に沿って直線的に流下している。
 山陽新幹線・山陽自動車道も,時に断層と交叉しながら併走し,山陽新幹線の新岩国駅もほぼ断層線上に位置する。
 


1 蓮華山南東麓の岩国断層・北東方向(玖珂町)


2 蓮華山南東麓の岩国断層・南西方向