島根113  毛無山北麓の麓屑面
県位置コード 名  称 コード
島根113 けなしやま Cli-colv-1-2-SHIM
毛無山北麓の麓屑面
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
気候地形 麓屑面 C 中S
所 在 地 図 幅 名
島根県 仁多郡横田町 2.5万 下横田(高梁14-3)
    解  説
 
 横田町大馬木の小峠から大峠の南側で毛無山(標高1144m)の北麓,標高700〜500mには,数列の幅の広い浅い谷状の緩斜面がみられる。斜面は径1m以上の巨礫を主体とする亜角礫層が堆積しており,黒ボク混じりの土壌で充填される。所によっては土壌が洗い流されて,巨礫が集積している。巨礫には毛無山の山体を構成する中生代の高田流紋岩類に属する花崗斑岩が多い。三瓶火山の軽石層(約3万年前降下)が一部は礫層を覆い,一部は礫層中に挟在する。最終氷期に今より斜面の崩壊が激しかった時期−麓屑面形成期−があったことを示唆している。