島根109 曽根の石郷路 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
島根109 | そねのいしごうろ | Cli-bflo-1-1-SHIM | ||||
曽根の石郷路 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
気候地形 | 岩塊流(岩塊斜面を含む) | *B | 線 | A | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
島根県 那賀郡三隅町 | 2.5万 木都賀(浜田16-3) | |||||
解 説 | ||||||
大麻山(標高599m)の南斜面,標高450〜350m地点に帯状に広がる巨石群。浅い谷状を成し、長さは100m超、幅数十m、島根県では大規模な岩塊流である。1〜2mの亜角礫を主体とするが、5mに達する大きな礫も存在する。斜面下方では巨礫が露出しているが、斜面上方では樹木に覆われる。谷を境する低い尾根にも巨礫が存在し、礫の生成・運搬が複数回起こったことを示唆する。岩質は大麻山の山体を構成する中生代〜第三紀の斑れい岩で、一部の礫の表面に風化皮膜が認められるが,礫の内部は非常に新鮮である。生成のメカニズムについては確かめられていないが、大麻山山頂付近から落下・移動してきたことは間違いない。天保7年(1836)に大山崩れが発生して、山腹の寺が流失したという記録がある。なお、大麻山の南東には、室谷の棚田が広がる。 | ||||||
1 曽根の石郷路
2 曽根の石郷路
3 同上上端
4 大麻山南斜面