島根73  新川跡
県位置コード 名  称 コード
島根73 しんかわ Flu-old-1-1-SHIM
新川跡
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 旧河道 A 中線
所 在 地 図 幅 名
島根県 簸川郡斐川町 2.5万 平田(大社4-3)
    解  説
 
 斐川町出西から荘原へと約12km続く斐伊川の分流跡。出西から宍道湖へ向かって,幅150〜250m,長さ10kmの人工的な新川が開削された。天保2年(1831)に着工し,同7年(1836)完成した。
 開削後莫大な流砂を下流に運び,宍道湖へ平野を約4kmも前進させた。同時に新川自体も著しい天井川となった。昭和14年(1939)に斐伊川改修事業に伴い,廃川となった。新川全体が周囲の三角州面より2〜4mも高い旧河道として残っている。第2次大戦後,民間への払い下げが始まり,工業用地,住宅地として利用されている。河道跡には大量の砂が堆積しており,コンクリート工場,建築資材工場が立地している。また,東端部には出雲空港の滑走路が立地している。
 
 


1 住宅地となっている新川跡


2 小高く残された新川跡


3 新川跡(河道方向)