島根2  宍道断層
県位置コード 名  称 コード
島根2 しんじ Tec-falt-1-2-SHIM
宍道断層
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
変動地形 その他の断層崖 C 中線
所 在 地 図 幅 名
島根県 松江市・八束郡鹿島町 2.5万 境港・加賀(松江15-2・-4)
恵曇(大社3-2)
    解  説
 
 松江市北部の澄水山(しんじさん,標高507m)や大平山(おおひらやま,標高503m)の南麓を鹿島町へと延びる断層。走向はほぼ東西で,長さ約13km。変位は右横ずれが主体,垂直方向の変位は不明。雁行する小断層の集合体で,断層群と考えた方がよい。澄水山南麓では落差150mほどの急斜面がみられるが,全体としては,断層崖は50m程度である。宍道断層の名称は,この断層が第三紀の地層「宍道層」を切っていることから命名された(多井,1952)もので,宍道湖や宍道町とは直接的な関係はない。AT火山灰降下(2.5万年前頃)以降に活動した活断層であるが,詳細は不明。地形的活動度はUとされている。  
 


1 東に延びる宍道断層(手前は鹿島町、後方は中海)


2 断層露頭(上部)


3 同上(下部)