岡山98  吉備高原
県位置コード 名  称 コード
岡山98 きびこうげん Mis-pene-1-1-OKAY
吉備高原
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
その他の地形 隆起準平原 @ 大L
所 在 地 図 幅 名
岡山県 高梁市・新見市・川上郡・久米郡
上房郡・御津郡他 広島県神石郡他
20万 高梁・広島
    解  説
 
 吉備高原は中国山地と瀬戸内海の間に位置する標高200〜600mの高原状の山地。岡山県の中央から広島県の東部まで広がり,高梁川と旭川の流域がこれに相当する。これらの河川は100〜200m切り込んで,深い谷を造っているため,吉備高原は谷に隔てられた台地状の高原となっている。全体として緩やかに波状に起伏する小起伏の山地で,隆起準平原であると日本で最初に指摘された。その後,吉備高原は複数の侵食小起伏面に細分され,標高400〜500mの吉備高原面(吉備面)と300〜400mの瀬戸内T面あるいは世羅台地面/都野津面,200〜300mの瀬戸内U面などに分類された。したがって,地域としての吉備高原には,吉備高原面以外の隆起準平原を含んでいる。一方,地形用語としての吉備高原面は高梁川と旭川流域の範囲の他に,標高400〜500mの侵食小起伏面に対しても用いられている。吉備高原面も瀬戸内面も,ともに河川によって100〜200m切り込む谷が形成されている。  
 


1 弥高山付近の吉備高原(隆起準平原)


2 弥高山付近の吉備高原(高山市)


3 弥高山付近の吉備高原


4 弥高山付近の吉備高原