岡山97  後山南西麓の麓屑面
県位置コード 名  称 コード
岡山97 うしろやま Cli-colv-1-3-OKAY
後山南西麓の麓屑面
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
気候地形 麓屑面 C 中S
所 在 地 図 幅 名
岡山県 英田郡東粟倉村 2.5万 西河内・千草・古町
(姫路9-3・10-1・10)
    解  説
 
 後山(標高1345m)の南西麓にみられる幅の広い浅い谷状の緩斜面。隣接する複数の谷状の緩斜面が末端部では合成されて,複合扇状地状になっている。背後にそびえる後山や鍋ヶ谷山(標高1253m),駒の尾山(標高1281m)の山頂部は中生代の安山岩類,中腹部には三郡変成岩から構成され,山麓部は風化した花崗岩地帯となっている。麓屑面は変成岩と花崗岩の境界部から下方,標高600〜400mに形成されている。麓屑面の低い部分では近世の砂鉄採取「鉄穴流し」が行なわれており,地形がかなり改変されている。  
 


1 後山南西麓の麓屑面


2 同上(右方)


3 麓屑面上は「鉄穴流し」で改変されている


4 麓屑面の露頭