岡山93  水門湾の干潟
県位置コード 名  称 コード
岡山93 すいもんわん Coa-tida-1-2-OKAY
水門湾の干潟
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 干潟 B
所 在 地 図 幅 名
岡山県 岡山市水門町沖 2.5万 西大寺(徳島13-3)
    解  説
 
 児島湾の東部,水門湾に見られる干潟。近世以前は,この一帯に浅い海が広がり,児島半島部も瀬戸内海に浮かぶ島であった。吉井川や旭川の河口部には三角州が形成され,その前面にはかなり広い干潟が残されていた。しかし,江戸時代に入ると,干拓による新田開発が盛んになり,干潟は干拓地へと変貌させられた。干拓事業は昭和時代まで続いた。近世初頭の水門湾周辺には,児島湾から続く幸島湾が水門町,南水門町,北幸田一帯にまで湾入しており,西幸島や東幸島は湾に浮かぶ島であった。水門湾はその後の干拓によって狭められた幸島湾の名残で,吉井川による土砂の埋積からかろうじて免れている状態である。  
 


1 亀岩(手前石垣の中)付近より見た水門湾(湾口方向)


2 水門湾の湾奥部