岡山53  里見付近の谷中分水界
県位置コード 名  称 コード
岡山53 さとみ Ful-divv-1-2-OKAY
里見付近の谷中分水界
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 谷中分水界 C
所 在 地 図 幅 名
岡山県 浅口郡里庄町 2.5万 笠岡(岡山及丸亀5-4)
    解  説
 
 高梁川下流部の西側,船穂町から倉敷市玉島地区,金光町,鴨方町,里庄町にかけて,東北東−西南西方向にリニアメントが延びており,それに沿って幅の広い低地が形成されている。JR山陽本線や国道2号線はこの低地に沿って走っている。特に鴨方町から里庄町の間6kmは非常に直線的で,小規模な地溝状の谷底平野が存在する。この平地を東の里見川から西に向かうと,里庄町里見の役場の東,平井の標高約20mの地点に新庄川との分水界がある。里見川は玉島湾へ,新庄川は今立川に合流して笠岡湾に注いでいる。平野の勾配は非常に小さいため,分水界であると実感することは難しい。里見川水系には,こうした谷中分水界が他にもみられる。平井の南方にある県道矢掛鴨方線の鴨方町と寄島町の境界部,平井の北方にある鴨方町小坂西の沖ノ店付近である。