岡山45  上山坂の土柱
県位置コード 名  称 コード
岡山45 かみやまさか Flu-pila-1-1-OKAY
上山坂の土柱
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 土柱 @
所 在 地 図 幅 名
岡山県 玉野市上山坂 2.5万 犬島(徳島13-4)
    解  説
 
 児島半島の北東部の貝殻山(標高289m),八丈岩山(標高281m)周辺にはマサ化が進んだ花崗岩が広く分布し,土壌が流失しやすい。そして,年降水量は1000_程度の少雨地帯である。そのため,樹木は育ちにくく植生は乏しい。一度植生が失われると,その回復は困難である。このような地域には,雨食によって雨溝やガリ(雨裂)が発達する。風化花崗岩地帯では,雨食が節理に沿って進むため,削り残された部分が塔状に残る。こうして,風化花崗岩(マサ土)からなる土柱ができる。玉野市の北部,金甲山の東方の山麓に位置する上山坂から胸上地区にかけて,こうした土柱を散在的に見ることができる。  
 


1 上山坂の土柱


2 上山坂の土柱