岡山9  草間台のカッレンフェルト
県位置コード 名  称 コード
岡山9 くさまだい Str-cars-2-1-OKAY
草間台のカッレンフェルト
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
地質を反映した地形  カッレンフェルト B
所 在 地 図 幅 名
岡山県 新見市草間 2.5万 井倉(高梁7-3)
    解  説
 
 草間台は新見市土橋から足見,草間地区にかけて,東西7km,南北10kmに広がる石灰岩台地で,東は佐伏川,西は高梁川に境される。標高は350〜450m。台地上には,赤っぽい土壌の中に,むき出しになった白い石灰岩の岩塔が点在し,羊の群のようにみえる。耕地や住宅地では石灰岩の岩塊は人為的に除去されているが,畑の境にある竹林や果樹園などには点々と残っている。石灰岩塊の表面には溶食溝が発達している。こうした溶食溝は土壌に覆われた部分にも続いている。
 カッレンとは溶食によって石灰岩に刻まれた溝状の地形,あるいは石灰岩を分断している広がった状態の溝を指す用語であるが,日本では,分断された石灰岩の岩塔にも転用されている。カッレンが広がる地域がカッレンフェルトと呼ばれる。
 草間台一帯は高梁川上流県立自然公園に指定されている。
 
 


1 草間台のカッレンフェルト


2 草間台のカッレンフェルト