岡山5  蒜山原の扇状地
県位置コード 名  称 コード
岡山5 ひるぜんばら Vol-vfan-1-1-OKAY
蒜山原の扇状地
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
火山地形 火山麓扇状地 C
所 在 地 図 幅 名
岡山県 真庭郡八束村〜川上村 2.5万 蒜山 (高梁5-1)
    解  説
 
 蒜山は第三紀末から第四紀初期にかけて活動した古い火山で,安山岩溶岩で構成される。その南麓にはいくつもの扇状地が集まり,複合扇状地となっている。分布範囲は南北3km,東西8km程である。上蒜山から流れ下る井川の西側の扇状地が最も形が整っている。扇状地の末端は標高450m前後,旭川の沖積平野とは比高20〜30mの崖で境され,段丘化している。大山テフラの分析によれば,扇状地の形成は10万年前より古い時期と考えられる。なお,蒜山原は上蒜山(標高1200m),中蒜山(標高1122m),下蒜山(標高1100m)の蒜山三山の南麓に位置し,蒜山盆地のうち,旭川の河道より北側の山麓地域を指す。蒜山高原は河道南側の山麓を含めた広い地域を指す。
 なお,蒜山原は上蒜山(標高1200m),中蒜山(標高1122m),下蒜山(標高1100m)の蒜山三山の南麓に位置し,蒜山盆地のうち,旭川の河道より北側の山麓地域を指す。蒜山高原は河道南側の山麓を含めた広い地域を指す。
 一帯は大山隠岐国立公園に含まれ,スキー場や国民休暇村などが設けられている。
 
 
 


1 蒜山原の扇状地(火山麓扇状地)


2 同上(右方)


3 同上(右方)