広島99  上布野・二反田逆断層の露頭
県位置コード 名  称 コード
広島99 かみふの・にたんだ Mis-crop-1-1-HIRO
上布野・二反田逆断層の露頭
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
その他の地形 断層露頭 C
所 在 地 図 幅 名
広島県 双三郡布野村・君田村 2.5万 上布野(浜田)
    解  説
 
 広島県北部にある上布野・二反田逆断層は,上布野村上布野の布野川から君田村西入君にかけて,東西に約7km続く活断層で,その確実度はUとされている。断層の北側は丘陵斜面となっており,比高200〜400mの断層崖地形を呈する。断層線に沿っては,凹地(溝状,谷状)地形や水系の変位が認められる。逆断層を見ることのできる露頭は,布野村で大谷川河岸・寺谷,君田村では二反田の新木谷川河床・茂田川河岸・神野瀬川河岸などである。
 上布野・二反田逆断層は,船佐・山内逆断層や和知衝上断層とともに,中国山地の高位と下位の侵食小起伏面の境界をなす断層の一つで,中国山地の形成過程を知るための重要な断層とされている。
 昭和45年(1970)1月,広島県の天然記念物に指定されている。説明板の設けられている露頭もある。
 
 


1 上布野・二反田逆断層の露頭(風越付近)


2 上布野付近の断層崖


3 説明板