広島91 野呂山山頂 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
広島91 | のろ | Mis-pene-2-3-HIRO | ||||
野呂山山頂 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
その他の地形 | 準平原遺物 | *C | 中 | B | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
広島県 豊田郡安浦町,川尻町 | 2.5万 安芸内海(広島) | |||||
解 説 | ||||||
野呂山は,膳棚山(標高839.4m)を主峰とする東西に延びる山体で,標高600m以上の山頂周辺は,緩やかな起伏となっている。起伏は東西に連なる山頂付近(幅約3km)が最も緩やかで,北側に向かってやや勾配を増しながら高度を低下させ,北東−南西方向に走る勧農坂断層(確実度V)の谷に至っている。一方,東・南・西の3斜面は,山頂部の緩斜面から急斜面に移行している。この小起伏面は,侵食平坦面と考えられ,吉備高原面に対比されている。 山体の地質は,山麓部が広島花崗岩,その他の大部分は高田流紋岩で構成されている。標高600〜800mの南側の山腹斜面には,各所に岩塊流(岩海)が見られる。 山頂一帯は,瀬戸内海が展望できる好適地のため,展望台や昭和30年代後半からは遊具施設や国民宿舎・オートキャンプ場などが設けられた。また,膳棚山付近には多くの電波塔が建設されている。昭和43年(1968)「さざなみスカイライン」が開通し,観光客が増加した。 |
||||||
1 緩やかな起伏の野呂山山頂(準平原遺物)
2 同上左方(左手末端から急傾斜となる)
3 施設が建設された頃(1971年)