広島86  野呂山山腹の岩塊流
県位置コード 名  称 コード
広島86 のろさん Cli-bflo-1-3-HIRO
野呂山山腹の岩塊流
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
気候地形 岩塊流(岩塊斜面を含む) B
所 在 地 図 幅 名
広島県 呉市川尻町 2.5万 安芸内海(広島)
    解  説
 
 野呂山は,膳棚山(標高839.4m)を主峰とする東西に延びる山体で,標高600m以上の山頂周辺は,緩やかな小起伏地形が広がる。山体の地質は,山麓部が広島花崗岩,その他の大部分は高田流紋岩で構成されている。標高600〜800mの南〜東側の山腹斜面には,各所に岩塊流(岩海)が見られる。樹林に阻まれ岩塊流全体の様子は,観察しにくいが,浅い谷に角礫質の巨石が集積し,筋状あるいは数筋の合流・分流したタイプなどが見られる。
 岩塊流には「たてごうろ」「よこごうろ」「桜が谷岩海」などの名が付けられている。遊歩道が設けられており,案内板も立てられている。岩塊流のほか「大滑岩」「兜岩」「大重岩」「小重岩」などの奇岩も見ることができる。
 
 


1 野呂山山腹の岩塊流


2 木立の中の岩塊流


3 案内板