広島81  観音崎付近のトンボロ
県位置コード 名  称 コード
広島81 かんのん Coa-tomb-1-2-HIRO
観音崎付近のトンボロ
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
海岸地形 トンボロ及び陸繋島 C
所 在 地 図 幅 名
広島県 御調郡向島町 2.5万 尾道(岡山及丸亀)
    解  説
 
 尾道市街地の対岸にある向島の南端に位置する小半島(観音崎)は,トンボロ及び陸繋島の地形からなる。「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)の因島大橋のたもとより東約2kmに沖条集落がある。ここから,南方に突き出した小さな半島の先端が観音崎である。向島はほぼ全島が黒雲母花崗岩からなる。
 この観音崎のある小半島は,標高63mの小山塊(城山)からなる部分(陸繋島)と低地からなる半島の付け根部分(トンボロ)で構成されいる。低地のトンボロ部分は,長さ約180m,幅約150m,沖条の住宅や畑となっている。トンボロの東部にはやや高い砂堆があり(高さ4m程),西側には比高1m程の小砂州がトンボロに平行して延び,その間には後背湿地性の低地が残されている。トンボロの東側の海面は埋め立てられ,海洋センターなどの施設が設けられている。
 
 


1 観音崎付近のトンボロ(トンボロ上に集落が立地、右手小山は陸繋島)


2 トンボロ上の集落・畑