広島68  草戸付近の旧河道
県位置コード 名  称 コード
広島68 くさど Flu-old-1-2-HIRO
草戸付近の旧河道
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
河川地形 旧河道 D
所 在 地 図 幅 名
広島県 福山市草戸町・野上町 2.5万 福山西部 (岡山及丸亀)
    解  説
 
 福山三角州上の福山市街地西端を流下する芦田川の旧河道。明治・大正期の地形図では,芦田川は草戸村明王院付近で東西に分流していた。西筋は現在の芦田川の西端を細い流れとなってそのまま流下し,東筋は東方に大きく迂回した後,鷹取付近から西筋とほぼ並行して南流し,その後西筋と再び合流していた。2つの分流(派川)の間には,草戸村の中州が細長く延びていた。
 この旧河道(東筋の痕跡)は,現在の古野上町−野上3丁目−沖野上町6丁目に至る2本の並行した道路(旧堤防)やその間の数十cm低い地面,その中央を流下する細い流路などによって復元できる。
 旧河道の間にあった草戸中州付近では,川底に埋もれた中世の町として知られている「草戸千軒町」遺跡が発掘されている。