広島64 天井川の中・下流 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
広島64 | てんじょう | Flu-rbed-1-2-HIRO | ||||
天井川の中・下流 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
河川地形 | 天井川 | A | 中線 | C | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
広島県 三原市沼田東町 | 2.5万 三原 (岡山及丸亀) | |||||
解 説 | ||||||
三原市西部,竹原市との市境をなす小起伏山地(黒雲母花崗岩からなる)に水源を発した天井川は,東へ流下し,北西部から流下して来た本流沼田川と合流している。合流点付近は,沼田川の狭窄部にあたり,ここを抜けた沼田川は,三原市街地を抜け,瀬戸内海に注いでいる。 この天井川の谷底は,中流部では幅の狭い扇状地性谷底平野となっており,河道は典型的な天井川の形状を呈する。天井川化により,長年にわたって洪水時の破堤による被害に悩まされた。また,三原運動公園付近より下流から合流点(狭窄部)にかけては,湿地性の低地や中世以降に干拓された土地が広がり,悪水抜きが必要な地域で,長年にわたり水害に悩まされて来た。このため,近世以降,幾度も改修・改良工事が加えられて来た。 天井川化の原因は,慶安3年(1650)に開かれた竹原塩田への燃料供給のために,山林の乱伐が進んだためといわれている。享保6年(1721)の洪水の後,高さ1間1歩の土手が築かれたが,その後も河床にたまった土砂を土手に上げたため,文政年間(1818〜30)には,高さ6間にもなったといわれている。 |
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1 天井川の中・下流(天井川、沼田東町付近)