中国地方の地形環境　広島県　御調川の谷底平野

広島52 御調川の谷底平野

県位置コード	名　　称		コード
広島52	みつぎ		Flu-plan-1-1-HIRO
	御調川の谷底平野
地形種	地形項目		重要度	規模	保存度
河川地形	谷底平野		④	中	Ｂ
所　在　地		図　幅　名
広島県　御調郡御調町		2.5万　府中・垣内（岡山及丸亀）
解　　説

世羅台地を屈曲しながら流下した芦田川の最大支流・御調川は，御調町丸角田から府中市父石町までの間は，南西から北東に直線的に延びる谷底平野の中を流下している。　谷底平野の中流部にある市集落より上流は，谷底幅が300～500ｍと広く，支谷からの土砂の堆積も比較的少なく，谷底はかなり平坦で，埋積谷の形態が顕著である。市集落から下流側は，河谷の幅が狭かったり，広がったりと変化があり，支谷や谷壁からの土砂の堆積によって，河道は曲げられている。谷底平野が直線的な区間の長さは約12ｋｍ。上流端の標高は100ｍ，下流の合流部で40ｍ。この谷底平野の形成には，谷底平野に並行する御調断層（確実度Ⅱの推定活断層）と関連すると推測される。