広島34 二級峡の甌穴 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
広島34 | にきゅう おうけつ | Flu-poth-1-1-HIRO | ||||
二級峡の甌穴 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
河川地形 | 甌穴群(ポットホール) | *C | 微 | B | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
広島県 呉市 | 2.5万 安芸内海(広島) | |||||
解 説 | ||||||
賀茂台地中を流下した黒瀬川が黒瀬盆地から呉市広の沖積平野に流出する峡谷部(二級峡と呼ばれる)の谷底に形成された甌穴群(ポットホール)。甌穴の数,約80個。径20〜30pから大きなものでは10m余。河道の滑走斜面側に多く分布する。 滝壷,節理の交差した部分に形成されたもの,渦動穴,障害物の下流側の渦巻,捕獲岩・岩脈等の抜け出した穴などのタイプがある。形は円形が多いが,ひょうたん型もある。峡谷には赤い釣り橋が架かり,橋床の中央部は,網目になっており,河床を直下に観察することができる。 二級峡は,甌穴のほか二級滝,男滝,渦滝,霧滝などの滝や淵が連なる長さ約500mの峡谷で,昭和24年(1949)10月に広島県の名勝・天然記念物に指定された。上流部には二級ダムが築かれ,貯水池が広がり,峡谷の一部は水没している。 |
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1 二級峡
2 二級峡の甌穴群(吊り橋から見下ろした景観)
3 大きく深い甌穴
4 甌穴(浅いタイプ)