広島25 雄橋 | ||||||
県位置コード | 名 称 | コード | ||||
広島25 | おんばし | Str-brid-1-1-HIRO | ||||
雄橋 | ||||||
地形種 | 地形項目 | 重要度 | 規模 | 保存度 | ||
地質を反映した地形 | 天然橋・岩門・石門 | @ | 微 | A | ||
所 在 地 | 図 幅 名 | |||||
広島県 比婆郡東城町 | 2.5万 帝釈峡 (高梁) | |||||
解 説 | ||||||
広島県北東部,石灰岩台地の帝釈台を開析する帝釈川のつくった峡谷(帝釈峡)の中にある天然橋。長さ約90m,幅約19m,高さ約40m,河床から天井までの高さ約18m。 我が国最大の石灰岩溶食天然橋として知られている。また,天然橋をつくった川が,現在もその下を流れている例は,世界的にも珍しいという。 天然橋の形成は,石灰岩の侵食の特殊性(溶食)が影響を与えているといわれる。雄橋は左岸側が高く,右岸側に傾斜した橋で,右岸の基部には,それを取り巻く谷壁の侵食された凹地があり,かつて,ここを河道が通じていた。その後,河川の水位の低下により,雄橋の下に伏流河川による石灰洞(鍾乳洞)が形成され,その石灰洞も,その後,天井部の侵食と崩落が進み,雄橋の部分のみが残されたという。 河道の変遷を物語る地形として,雄橋下流約300mの河仁吾には,径100m程の環流丘陵が残されており,旧河床は河岸段丘面となっている。峡谷を約2km下った所には,雄橋に次ぐ規模の天然橋(雌橋,トンネル部の全長70m)がある。 昭和62年(1987)5月,国の天然記念物に指定された。比婆道後帝釈国定公園に属する。 |
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1 帝釈峡の雄橋(天然橋)
2 雄橋