広島20  明神山
県位置コード 名  称 コード
広島20 みょうじん Str-res-1-4-HIRO
明神山
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
地質を反映した地形 残丘 A
所 在 地 図 幅 名
広島県 三次市上田町 2.5万 吉舎(広島)
    解  説
 
 世羅郡世羅西町から三次市にかけての世羅台地上には,約7kmの間に「明神山」と呼ばれる3つの玄武岩からなる残丘(玄武岩ドーム)が,北北東−南南西方向に直線的に配列している。それぞれの山は,集落名を冠して「黒川の明神山」「津田の明神山」「上田の明神山」と呼び分けられている。この明神山(標高548.8m)は,「上田の明神山」を指す。
 標高430〜470mの世羅台地面上に,90m程の高さでそびえる。径約300m。世羅台地の北端部に当り,周囲の谷は江の川水系の美波羅川支流によってかなり深く開析されているため,見通しは悪い。流紋岩中に貫入した花崗岩類が基盤をなし,その上に新第三紀の備北層群がのり,これにカルクアルカリ岩系の玄武岩が貫入してドームを形成した。
 昭和53年(1978)12月,「上田の明神山」として,県の自然環境保全地域に指定されている。
 
 


1 上田の明神山(残丘)


2 上田の明神山


3 案内板