広島15  天川洞
県位置コード 名  称 コード
広島15 あまごう Str-cars-6-2-HIRO
天川洞
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
地質を反映した地形 鍾乳洞 C 線U
所 在 地 図 幅 名
広島県 神石那神石町 2.5万 福永 (高梁)
    解  説
 
 広島県北東部,石灰岩台地の帝釈台を開析する帝釈川のつくった峡谷(帝釈峡)の中にある鍾乳洞(石灰洞)。帝釈峡下流部(下帝釈峡)の帝釈川と右支流岩屋谷川の合流点下流右岸にある。帝釈峡の中では「幻の鍾乳洞」の再発見まで,最大の鍾乳洞と言われていた。奥行き270m。
 洞口付近は狭く,腹這いにならなければ進めないが,中は広くなっている。火成岩礫を多く含む河原状の洞床を多量の水が流れている。滝壷状の地形や鍾乳石も見られる。
 比婆道後帝釈台国定公園に属する。1993年に再発見された「幻の鍾乳洞」と呼ばれる鍾乳洞は,過去の記録には残されていたが,場所の特定ができなくなっていた鍾乳洞である。下帝釈峡にあり,現在総延長約740mまで確認されており,帝釈峡の中では最長の鍾乳洞である。