広島10  宇山野呂のドリーネ群
県位置コード 名  称 コード
広島10 うやまのろ Str-cars-3-1-HIRO
宇山野呂のドリーネ群
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
地質を反映した地形 ドリーネ C 中S
所 在 地 図 幅 名
広島県 比婆郡東城町 2.5万 東城 (高梁)
    解  説
 
 広島県の北東部,比婆郡東城町から神石郡神石町に広がる石灰岩台地(帝釈台)の東部を占める宇山野呂にあるドリーネ群。宇山野呂は,東城町中心市街地の南西約1kmから始まる三角形状の石灰岩台地である。南北は約3km,東西2km。周囲の谷底面や備北層群の丘陵からは,比高100〜170mの急崖上の台地となっている。石灰岩台地の標高は,500m前後で,ところにより浅い溝状の凹地が延びる。ドリーネの多くはこの浅い溝状の部分に分布する。大きなもので長径300m,短径100m。宇山野呂のドリーネの密度はかなり高い。
 台地上は,ほとんどがクマザサを林床とする雑木林で被われている。このため,ドリーネの観察は容易ではない。ドリーネの中には,冷蔵庫・家具・看板のようなものが廃棄されているものがある。
 
 


1 宇山野呂のドリーネ(ごみが廃棄されている)


2 同上右手のドリーネ群