広島3  上布野・二反田断層
県位置コード 名  称 コード
広島3 かみふの・にたんだ Tec-falt-4-1-HIRO
上布野・二反田断層
地形種 地形項目 重要度 規模 保存度
変動地形 衝上断層 *B 中線
所 在 地 図 幅 名
広島県 双三郡布野村・君田村 2.5万 上布野(浜田)
    解  説
 
 布野村上布野の布野川から君田村西入君にかけて,東西に延びる断層。長さ約7km,確実度U(断層と推定されるもの),活動度C(平均して千年間に0.01〜0.1mの変位速度を持つ)。
 北側の流紋岩や花崗斑岩などの基盤岩類と南側の備北層群が,走向N80°E,傾斜40°Nの断層で接している。断層の北側は,丘陵斜面となっており,比高200〜400mの断層崖地形を伴い,断層線に沿って,凹地(溝状,谷状)地形や水系の変位が見られる。新鮮な変位地形が認められないことから,第四紀後期の活動はないと推定されている。
 昭和45年(1970)1月,「上布野・二反田逆断層」として広島県の天然記念物に指定されている。
 
 


1 上布野付近の断層崖


2 同上(右手)


3 二反田側から見た断層崖


4 案内板